ちかごろ、絶賛狼曉君の日々の役に立つお仕事なんかねーか?!週間です。
まず第一に習得した「秘技!!ぺたんこだと拾えないぜ!缶拾い」はまだむがご披露済みです。
そして今朝、新たに習得した「必殺!!穴あき新聞お届け!!」を僕がご披露いたしやしょう。
朝。
カメ仙はかならず新聞を読む。
なんかどっかの朝ドラの典型的なオヤジそのままに、今の時期はもちをむさぼり茶をすすりながら読む。
その新聞を、狼曉君に運んでもらおう!という作戦である。
それにはまず、カメ仙が朝新聞を取りにいく前にふぁんぐが新聞を先取りしておかねばならないのだが、ふぁんぐは朝が徹底的に弱い。
まだ高校生になっていない人は、こんな高校生になっちゃぁいけないよ(笑
ところが今日、朝っぱらからアクシデントが。
原因は、まだむべりーである。今まだむべりーと打とうとしたら、まだむべろーとなってちょっと焦った…
ただ今日はまだむべろーと呼びたくなるようなことをしてくれた。
狼曉君は、もはや夜ケージに入らない。ふぁんぐの布団の上で、ど真ん中でとぐろを巻いている。とぐろを巻いていればまだいい。ヘタをすれば長々とのびている。ふぁんぐはその下で不自然にひっつれた毛布を懸命にかき集めて、へたをすれば狼曉より小さくなって寝ている。
そんなところに、まだむべりー(べろーべろーとやっていたら殺されそうだ…)が起き出した。
狼曉くんが、どうやらまだむべりーの起きる音を聞きつけ、ぽこぽこと廊下に出たらしい。
「あら狼曉ちゃん、おはよう」
まだむべりーに朝のあいさつ。
「じゃぁ狼曉ちゃん、降りようか」
ところがここがいけなかった。
狼曉はまだ、階段が下りられない。
体の発育途上だからか知らんが、どうやら体のバランスが崩れていて、うまく階段が上り下りできないようなのだ。よって、20キロ強のヤツを抱えて、毎晩毎朝ふぁんぐは階段を上り下り。毎日やってりゃぁ多少重くなったところでそんなに負担ではない。
「ほら、どうしたの狼曉、おいで」
階段の2~3段下から狼曉を呼ぶまだむ。
やめろ、やめてくれ。叫びたいが眠気がじゃまして声がでない。
あー、やめてくれぇぇぇぇぇぇぇ!!!!
そこに、恐れていた声が飛び込んだ。まだむの悲鳴だ。
「あ~~~~~~~~~ちびっちゃったちびっちゃった!!!」
ほれ見たことか。
やつは無理やりおろそうとすると、ちびりやがるのだ。
誰がそのちびったのを片付けるんだ。まだ僕が起きる時間じゃない。
だが、いつの間にか知らんが僕は狼曉くん専用ウンコ係に任じられている。いつおしっこ係に新たに任命されても、おかしくない。そして案の定。
「ふぁんぐ~~~~狼曉ちびっちゃった!!!」
なんだそれは。もれちゃった~~~っつってお母さんがどうにかしてくれるのをただ突っ立って待つガキのセリフのようじゃないか。
「んで僕が…!!」
半ばキレながらも、寝ぼけのためよく見えない目をこらして水溜りを探す。あぁ、これか。ったく、廊下じゃなくてわざわざ僕の部屋で漏らしやがったなあのバカ狐。
狼曉君用のタオルは常にふぁんぐの部屋に常備してあるため、それを引っ張り出して拭く。そして廊下の洗面所で手をあらい、二度寝(良い子はまねしちゃいけません)。
そんなこんなで、ふぁんぐのおきたのが少し早かったのと、カメ仙のおきたのが少し遅かったのが幸いして、ふぁんぐはカメ仙の前に新聞を手にすることに成功したのだ!!
前書き長いな。なんか、もうコレでいいですか??(笑
タイトルと合わないな。仕方ないから、続き。
新聞を咥えさせ、「狼曉、パパんとこ行って、それパパにもってって!!」(注:ふぁんぐは別にパパ呼びはしません。まだむべろーが狼曉に言うときはパパというだけです。誤解のなきよう)
すると一度は隠匿しかけたものの、狼曉君はいい子にカメ仙のところに新聞を!!
「お~~~いい子だねぇ~~~~」
さすがにカメ仙もいい子いい子となでる。得意げな顔でこっちを見る狼曉くん。
ただ、カメ仙が僕の袖をつまんで示す。
「……狼曉用何でも運べるバッグ、作るからさ」
そこには、牙の太さの、穴が。
こうして狼曉くんは、また新たな技を習得したのでした。
やっぱもう最後のほう要らなかったな。
まぁ消すのもなんか悲しいので、残しときます。
こんなんで本当に勉強になるのか…?