突如消えたり現れたり消えたりと宙をふよふよ漂っているふぁんぐと、浮いているふぁんぐのズボンにぶら下がって地面に引き摺り下ろす狼曉くんのどーでもいい日常を綴る徒然草。
2007/04/19 (Thu)
未選択
ふぁんぐは屍になった。
言われなくてもお前は越えていくだろう。ぐしゃぐしゃ踏みつけてむしろ掘るだろう。おまえの行動など目に見えておるわっ!!
学校から帰ってきてヘロヘロのふぁんぐ。
あ゛ー。まだ狼曉くんの散歩という重要任務が残っちょる。夕飯は抜いてもアレは抜くわけにはいかん…(笑
ヘロヘロがフラフラと狼曉にリードをつけて散歩へと出陣。
グラウンドが近づくにつれ、もはやふぁんぐを引っ張ってくれている(笑)狼曉君。
ウキウキと、弾むように歩く足取りは、軽やかを通り越してすでに跳んでいる。
そんなに楽しみかぃ、グラウンドで走り回るのが。
誰もいないといいねぇ。そうすればロングリードはつけるけど、はなしてもらえるもんな。
そしてついた、グラウンド。
「………まじでか」
芝生の中に混じる黒い地面。
土が露出している。
「うげ、どろんこじゃん。これは足拭かなきゃだめだねー」
そういいながらフラフラと歩いていくふぁんぐに、狼曉君は「早くしろよ~~~~~」とじれた様子で跳ね回る。楽しそうだな、お前。でもお前が暴れるのを取り押さえて、その走り回った足をガシガシ拭かなきゃならないのは僕だからね、ヘロヘロがべろべろになっちゃうって…
しかし、それは悲劇の序章でしかなかったのである。
入ってみて、なんとか遊べそうだな、とふぁんぐは判断。というか、すでに狼曉君、このまま帰ったら家での逆襲が恐ろしいことになりそうなのは目に見えている。そうなったら誰よりもひどい目にあうのはおそらくふぁんぐ。まだむべりーは適当にいなせるからだ。
狼曉くんにロングリードをつけ、遠くの方で光合成をしているらしいおじぃさんに注意しながら、狼曉君を離す。
どろだらけなのは確実なので、ひも付きノーパンクボールは使わずに、スーパーで売っている安い、しかも狼曉くんに噛み砕かれたボロのボールを投げてやる。
狼曉君は駆けた。
のびのびと駆けた。
とちゅうで、ぐちゃぐちゃっ!という音がした。
あぁ、気のせいかな?と思いたかった。
狼曉君は駆け続ける。
それはもう気持ちよさげに、楽しそうに駆け続ける。
なびくたてがみ、躍動する筋肉。
うわぁ、かっこいいな、狼曉君。
アレ、なんか、足の方が黒くなってきたなぁ。
年をとるにつれてターブって、黒くなっていくって言うけど、なんか、狼曉君、急成長しているみたいだね。
足の方だけ。
アレ、なんか、足だけじゃなくっておなかの方も黒くなってきたなァ。
アレ、狼曉君、グローネンになる勢い??
アレ、なんか、中島みゆきの「か~ぜ~のなかのす~~~ばる~~~~~~~」が朗々と聞こえてくるような気がするな。
あは、あはははは…。
アレ、なんか、涙が出てきたな。
前がかすんで、見えないや……
満足した様子の狼曉君に泣く泣くリードをつけ、ロングリードと遊んだボールをウン◎用ビニール袋に入れ、ふぁんぐはまだむべりーに電話した。
「あは、あははは……風呂の準備を頼みます」
かえってから、ふぁんぐは狼曉君をかかえて風呂場に直行。
ふぁんぐは、屍になった。
言われなくてもお前は越えていくだろう。ぐしゃぐしゃ踏みつけてむしろ掘るだろう。おまえの行動など目に見えておるわっ!!
学校から帰ってきてヘロヘロのふぁんぐ。
あ゛ー。まだ狼曉くんの散歩という重要任務が残っちょる。夕飯は抜いてもアレは抜くわけにはいかん…(笑
ヘロヘロがフラフラと狼曉にリードをつけて散歩へと出陣。
グラウンドが近づくにつれ、もはやふぁんぐを引っ張ってくれている(笑)狼曉君。
ウキウキと、弾むように歩く足取りは、軽やかを通り越してすでに跳んでいる。
そんなに楽しみかぃ、グラウンドで走り回るのが。
誰もいないといいねぇ。そうすればロングリードはつけるけど、はなしてもらえるもんな。
そしてついた、グラウンド。
「………まじでか」
芝生の中に混じる黒い地面。
土が露出している。
「うげ、どろんこじゃん。これは足拭かなきゃだめだねー」
そういいながらフラフラと歩いていくふぁんぐに、狼曉君は「早くしろよ~~~~~」とじれた様子で跳ね回る。楽しそうだな、お前。でもお前が暴れるのを取り押さえて、その走り回った足をガシガシ拭かなきゃならないのは僕だからね、ヘロヘロがべろべろになっちゃうって…
しかし、それは悲劇の序章でしかなかったのである。
入ってみて、なんとか遊べそうだな、とふぁんぐは判断。というか、すでに狼曉君、このまま帰ったら家での逆襲が恐ろしいことになりそうなのは目に見えている。そうなったら誰よりもひどい目にあうのはおそらくふぁんぐ。まだむべりーは適当にいなせるからだ。
狼曉くんにロングリードをつけ、遠くの方で光合成をしているらしいおじぃさんに注意しながら、狼曉君を離す。
どろだらけなのは確実なので、ひも付きノーパンクボールは使わずに、スーパーで売っている安い、しかも狼曉くんに噛み砕かれたボロのボールを投げてやる。
狼曉君は駆けた。
のびのびと駆けた。
とちゅうで、ぐちゃぐちゃっ!という音がした。
あぁ、気のせいかな?と思いたかった。
狼曉君は駆け続ける。
それはもう気持ちよさげに、楽しそうに駆け続ける。
なびくたてがみ、躍動する筋肉。
うわぁ、かっこいいな、狼曉君。
アレ、なんか、足の方が黒くなってきたなぁ。
年をとるにつれてターブって、黒くなっていくって言うけど、なんか、狼曉君、急成長しているみたいだね。
足の方だけ。
アレ、なんか、足だけじゃなくっておなかの方も黒くなってきたなァ。
アレ、狼曉君、グローネンになる勢い??
アレ、なんか、中島みゆきの「か~ぜ~のなかのす~~~ばる~~~~~~~」が朗々と聞こえてくるような気がするな。
あは、あはははは…。
アレ、なんか、涙が出てきたな。
前がかすんで、見えないや……
満足した様子の狼曉君に泣く泣くリードをつけ、ロングリードと遊んだボールをウン◎用ビニール袋に入れ、ふぁんぐはまだむべりーに電話した。
「あは、あははは……風呂の準備を頼みます」
かえってから、ふぁんぐは狼曉君をかかえて風呂場に直行。
ふぁんぐは、屍になった。
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