恩師と呼べるような教師と出会えることってのは結構難しいというか、なかなかないことだとカメ仙が言っていました。
今、高校生活色々あって面白くないふぁんぐですが、恩師と言える教師がいます。
あの学校に行ってよかったと思うのは、恩師と出会えたことだけですかね。
今日は、その先生がセンター試験へのゼミ、という名目だった講義を開いたので、ゼミ嫌いのふぁんぐも申し込みをしてきましたが、その先生はやっぱ人気がある先生で、定員オーバーで講義を2日に分けるほどでした。おもしろい先生なもんで(笑
その先生のお言葉の中に、受験勉強するにあたって、あと一年勉強し続けるためには、脳みそで理解するのでなく、感情的に何か勉強する理由付けをすることが大切だ、脳みそで解ってることを実行できる人間なんざいやしねぇんだ!というものがありました。
ふぁんぐの、感情的な理由付け。
………。
講義が終わり、ふぁんぐはその先生の指し棒代わりの竹刀の切れ端(笑)をなぜか持っていて、それをくるくる回しながら聞きました。
「センセ、感情的な理由付けってさ、何でもいいの?」
「おう、いいぞ。お前は理由、見つかったのか?」
「うん。あのね、いっぱい稼いで狼曉のご飯、いい物買う」
「……俺な、いろんな理由付け、聞いてきたけどよ。犬のえさっての、初めて聞いたぞ」
「自分の昼飯の肉とか魚とか残して野良猫のエサにしてるセンセに言われたくねー♪」
「うるせぇな。だいたい、バレンタインできびなごの大袋持って来るテメーもなかなかだろが」
「だってセンセ、アレが一番喜ぶだろ。それに袋の裏にたけのこの里とかきのこの山とかポッキーとかキットカットとか付いてたろ」
「アレはなんだ、俺は猫のおまけか?」
「違うよ、センセの財布を一番に考えてんだよ僕は。甘味なんてほかにいっぱいもらえんだろ?センセは。それにセンセが甘いもん好きじゃないの知ってるし。だからばかうけの種も入れといたろ。辛いの」
「いやァきびなごが一番いい!」
「だろ~♪」
その恩師に会わなければ今僕は多分剣道やってないし、今の道場を教えてくださったのも、お世話してくださったのもその恩師だし、去年の暮れに2級を取ったとき「修学旅行でぶっ倒れてそれ以来あんまやってないから不安だよセンセ~~~~~(号泣)」と泣きついたときも、毎日昼休みに稽古つけてくれたのもそのセンセ。
そのセンセは猫が好きで、学校の野良猫を被扶養者として学校では「猫担当部長」という異名まで持つセンセなので、ことあるごとにふぁんぐはきびなごやら猫ちゃん大好きカツオのなんとか、とかそいったものを貢いでいます。こないだはお年始ののしをつけてきびなごを置いてきました(笑
センター対策をしたのは前半で、後半はほとんど人生論を語ってました(笑
そのセンセは人生経験豊富な方で、なおかつ話がうまいので誰も寝ることなく講義は終了。
主催した別の教師はもちろん、他の教師もぞろぞろ来ていて、恩師は多少冷や汗をかいていたようです。
その恩師、国語教師のくせに漢字レベルが…だからです。今日は、喜怒哀楽のラクの字を迷って僕が「楽しいだよ」というと「うっせーわぃっ!」と言いつつ直し、次に記録のロクの字を目で聞いてきました(笑
犬:「ん~ロクの字はあってるんだけどさ、記の字が読めないよソレ(汚くて)」
師:「すったらもん、記だと思って読むんだよバカヤロウが!」
犬:「いや、キロクってセンセが一回でも読めば思い込むことはできるけどさ、黙って示されたらどうがんばってもキって読めないってソレ」
師:「…」
黙って竹刀のキレッ端が飛んできました(笑
さて、その恩師の言うことはとりあえず聞くふぁんぐなので、ベンキョしてきます。
狼曉君のご飯のために(爆