ライティングの教師が、ゼミで、某大学の過去問を課題で出しました。いくつか問題を出し、その中から書きたいやつを選んで書いて提出、というもの。
その中で、ふぁんぐは1つを選んだ。
「今まで見た映画の中で一番印象に残った作品と、その理由を述べよ。ただし、70語以内。」
一番、なんかそれらしいことがかけるような題材を扱ってくれている映画で最近見たやつで内容を覚えているやつ。
1、ロードオブザリング。
・・・・・70字以内、無理。
ハイつぎー。
2、名探偵コナン。
いや、すいません。冗談です。
今年は春休みスペシャルもGWスペシャルもその存在すら認識する以前に見忘れました。
いや、冗談だって。
ハイつぎー。
3、ハリー・ポッター。
原作が好きだから見た映画とかって、かえって書きづらいんだよ。
ハイつぎー。
4、パイレーツオブカリビアン。
・・・・・デッドマンズチェスト、見てないし。最新を見てない旧作を書くのはわりと辛い。
ハイつぎー。
5、・・・・・・・・
ゲゲゲの鬼太郎、見たいなァ・・・・
ハイつぎー。
6、・・・・・・・最近映画、見てないなァ・・・・こうなったらかーなーりー前の真田広之氏主演の「坂本竜馬」でも書いてやろうか。絶対何かが違ってる。
ハイ・・・つぎ、ないね。
うーむ、課題選択を誤ったか。
そのとき、紙のお告げが。あ、神だった。真田氏つながりで思い出した。
ラスト・サムライ。
これにしよう!!!
とまぁ書いたわけですが。
提出した課題、帰ってくると赤字で「言いたいことがわかりません。説明してください」
ぐはァっ!!!
行きましたよ、もちろん。そんでもってラストサムライの内容をだぁぁっ!!と説明し、こう書きたい!!と二週間にわたって説明すると。
「その素材、いいわね!!私もそれ、見て書くわ!!!でも見てないのよね・・・DVD、持ってない??」
「持ってますよ」
「きゃ~貸して貸して!!」
「いいですよ。じゃァ明日リーディングの先生に渡しときます!」
「同じ内容を、何度も何度も考えなおしてやり直して書くとすごく力がつくのよ!!ハイ!!これ(お手製の提出用紙、その時持ってきていた分)、全部あげるから、がんばりましょうね!!!」
もうすぐ定年間近と思われる老婦人教師に、きゃ~~貸して貸して!と言われるような内容だっただろうか、ラストサムライ。
そして上がったテンションに任せて何、この紙の束。持ってきてた分、全部じゃね?これ。
「せ、先生、せめてテストが終わってから・・・・」
「ええ、ええ!!!もちろんよ!!テストが終わる日、講師室の私の机の中に入れといてくれれば、すぐ見るわ!!」
「や、先生、それってテストが終わった次の日も模試なんですけど」
「じゃ、その次の日ね!!」
年寄りのテンションというのは、不用意にあげてはいけません。
さて、それが昨日、そして今日。
リーディングの授業のあと、ラストサムライのDVDをリーディングの教師に差し出す。
「先生、これ、○○先生に渡していただけませんか?」
「?何これ?」
「いやァかくかくしかしか・・・・」
「あら、私も見ようかしら。私も見てないのよ、ラストサムライ」
「あぁ、いいですよ。じゃぁ一応先約の○○先生に先渡してくださいね、そのあと帰ってきたら先生持ってかえってくださってかまいませんから」
「わぁ!!ありがとう!!」
年寄りのテンションは・・・・(以下自粛)