それからはもうそんなにイベント的なことはなく、すんなり(?!)かえってきました。
大宮まで迎えにきたまだむべりーがつれていた狼曉を見て、ふぁんぐ絶叫。
「なんでおま、こんなに大きくなってんの?!」
色もかわっちょるし!!そげに色、濃かったがか!?
そして狼曉くんの方もふぁんぐを見て一応喜んでくれました。よかった!忘れられてなかった!!
カミサマって、いるんだね。
さて、まず車に乗ってまだむべりーに言ったこと。
「母さん、母さんの手料理食いたい」
だって、旅行中、デリシャスとかヤミ~の使い方はっきり間違ってましたもん。
でも「どう?味は」ってマミーに聞かれて「まずい」というわけに行かないじゃないですか!!
チョコレートアイスにチョコレートソースをかけるのはいいけど(結構甘党なんですな、ふぁんぐは)そのチョコソースがミント味だったときにパピーに「おいしい?」と聞かれて「まじぃ」と答えるわけにいかんじゃないですか!!
「なぁ、なぁ、昼ごはん、なんだ?」
「スパゲティーでいい?」
「あ、それがいい。むしろソレ喰いたい…!!」
帰ってきたら和食、とか思いがちだが、ふぁんぐは違う。
だって、オーストラリアで食べてきたものは別に洋食という自覚がないからである。
てか、「母さんの手料理で僕の嫌いなものじゃなきゃなんでもいい」な心境でございました。
人間、やっぱ口に慣れたものが一番おいしく感じるんですよ。
家に帰ってきて、トランクを開ける。
興味津々で覗き込む狼曉くんに、まずはお土産をプレゼント。
というか、おまえ、ビニール袋に入ってんのに何故わかる。すでに目をきらきらと輝かせ、ふぁんぐに飛びつきさっさとよこせと催促。
結局買ってきたやつはみんなお気に召していただけたようでふぁんぐは大満足。
てか、一番お土産もらったのはお前だよ、狼曉くん。
帰ってきた日の夜はさっそくガウガウ遊び。お~、狼曉くん、バネがついたね。
へへへ。だがこっちは50キロ選手4頭を同時に相手してきたんでィ!!
さぁかかってきやがれィ!!!
結局勝つのですが、ふと思う。
「はっきり言って狼曉がジャックにかなうとは思えん。ミミズがムカデに挑むようなもんだ。なのになんでまた狼曉くんは僕に絶対服従をしないのか…」
考えた結果、まだむべりーの存在だとふと気づく。
ち。こーゆーときは邪魔なババァだぜィちくしょう。
ま、狼曉くん、これからも2位争奪戦には付き合ってやるよ。
さて、皆様覚えておいででしょうか、インターナショナルテレホンカード。
つかえなかったと文句を言ったふぁんぐに、業者に文句言え、とまだむべりーも息をまいてどれどれ見せてごらんと各国のフリーダイアルリストとカードを渡し、ほら、ここ、オーストラリア、と指差し、3秒。
「あんたバカ?オーストラリアじゃなくて、あんたオーストリアの番号押してたんだよボケ」
「なんですと?!」
……あえてこれ以上言うまい。