浮き草とでもいいましょうか、あんまりひとつのものに執着しないっていうか…ブログのテンプレートでさえそうなんだから、日常はどうなんでしょーね。笑えない。
そんなふぁんぐの唯一とでもいえる、熱しちゃったよもう一生冷めないだろこれ~ってのが、わんこだったわけですね。まだむべりーのせいで、生まれたときからわんこ熱はアツアツの石焼ビビンバみたいなヤツでしたから、もうこりゃ冷めないな。雪の中に突っ込まれても、このわんこビビンバの入った石鍋は冷めることを知らんのだ!
そんなふぁんぐの記憶は、初代レオ兄が死んでしまったときから始まるという、なんともビビンバな(もういい…)もの。それからの9ヶ月間の記憶はまったくなく(…あ、近所の散歩中の犬に洗面器に水張って飲めってやってたのは覚えてるな…はっちゃん、ごめんよ~)、次の記憶は次代メグを迎えに行ったとき。今日はこのメグさんのお手事件でも書きましょう。
前書いたように、大型犬のお手というのは凶器になりうるため、お手は教えないのが常識(ニューファンとかにやられたら…ちょっと…シャレにならないな、あはは…そーいやこないだカメ仙が見たニューファンはクマだったそうな…70キロだって、うひゃ~)。一応大型のくくりに入る、次代メグ、ゴールデンに、まだむべりーはお手を教えていなかった。ところが、普通の犬=お座りとお手という奇妙な方程式が成り立っているらしいうちの近所では、その常識は通用しなかった。もはや常識って言わないよな、コレ。
あるとき、まだむべりーとチビふぁんぐとメグが散歩をしていると、近所のばーちゃん(今となってはふぁんぐには誰だかわからん…)が、「おめぇかわいいなァ、おすわり(発音はすんごい微妙です(笑))」とメグに言ったら、メグさんはまだむべりーのカオをみあげ、「おかーさん、どーするの?」とたずねたため、まだむべりーは黙って指を1本立てた。コレがサインなんですね。するとメグさんはすとん、と座る。自分の言うことを聞いたとおもったばーちゃんは、「いい子だな、お手かせ」と手を出した。「…………。おかーさん、このばーちゃん何やってんの?」と困惑するメグと、「あの、お手は教えていないんですよ」と弁解するまだむべりーに、ばーちゃんは「あらァ、おめぇかわいそうによ、お手も教えて(おすえて、と読む(笑))もらってねぇだか?」……ぽりぽり。呆然とするまだむべりーに、そのばーちゃんは「んじゃまたな」と去っていったそうな……。
その日から、まだむべりーはメグさんにお手を教えました。とさ。
また、この話にはオチがあって、後日、まだむべりーとチビふぁんぐとメグが散歩をしていると、例のおばーちゃんが登場して、「おめぇこの間はすまなかったな、おめぇこの辺じゃ一番賢いわんこなんだってな」と、メグの頭をぽんぽんと撫でて、「んじゃまたな」とすたすたと去っていったそうな。………ぽりぽりぽり。まだむべりー、また一言もなし。ふぁんぐに至っては理解してないし。
この地域では、犬にはお手を教えなければいけないようです。
その割には、お手どころかお座りすらまともに教えてもらっていない、飼い主にも噛み付くわんこが多いのはどーゆーワケなんでしょーか………
今回登場がなかった狼曉くん。
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マントはふぁんぐのTシャツです。